歯科医つれづれ記

読売新聞「からだのエッセイ」欄に掲載され、「歯科医と患者の架け橋に(一般財団法人 口腔保健協会)」にまとめられた、治療法の解説や歯科医としての見解など思いつくままに書きとめたエッセイです。ぜひご一読ください。

キャビネ・ダンテール御茶ノ水 院長 安田 登

 

第1回 歯の優先順位上げよう

 
 人間、何もかも一度には出来ないので、優先順位を決めることになる。忙しくって病院など行けるかと言っていた人も、命にかかわれば医者に駆け付ける。歯の場合は、痛みや腫れがよほどでないと、後回しにされる。
 私が都内の歯科医院に勤めていたころの話である。小学校に上がる前から、電車に乗って、歯の定期健診に通ってきていた女の子。歯石を取って、フッ素を塗布、生活指導に至るまで、お母さんも交えて徹底的に管理していた。半年に一度は必ず来るようにはがきで通知した。お陰で小学校卒業のころは1本のむし歯もない素晴らしい歯と口の健康を得ることができた。
 ところが、中学生になると塾だ、部活だと言って定期健診の通知に応じることが少なくなった。親が促しても、言う事を聞かない年ごろ。いつしか来なくなってしまったが、「痛いから診て」と、高校3年生になって、突然電話がかかってきた。
 口内を見て驚いた。あれほど素晴らしい歯だったのに、何と上下の奥歯8本にすべて金属が詰められていた。「えっ!」と絶句した私を見て、ばつの悪そうな顔をしたその子は、「学校の歯科検診で指摘されたんですけど、部活や受験勉強が忙しいので、近所の歯科で……」。
 小学生のうちは続けていた定期健診の習慣が、他の活動に押しやられてしまった結果であろう。社会に出れば、この傾向は一層激しくなる。仕事が忙しければ、優先順位はさらに下がって歯医者は遠のくばかり。
 そういう自分も、忙しさにかまけて、45歳の時に歯周病で奥歯を1本失い、詰め物をした歯がいくつかある。過労になれば肩の痛みと共に歯茎も腫れる。
 むし歯も歯周病も予防が大切。そんなことは、百も承知のはずだが、同僚の歯科医や歯科衛生士に健診やクリーニングをお願いするのは気が引けて、自分の歯の管理をおろそかにしてしまう歯科医はいるものだ。
 東京とニューヨークの働き盛りのサラリーマンの口腔(こうくう)意識調査(ライオン歯科衛生研究所)によると、1年に最低1回は定期健診に行く割合が、東京24%に対してニューヨークは79%と高い。この差は一体どこから?
 一つにはアメリカでは、キレイな歯並びが社会的ステータスの一つとして認知されているからであろう。歯科医療費が極端に高いため、予防に努めている面もあるかもしれない。日本は健康保険で、そこそこの負担で歯科にかかれる。
 痛くなって、歯科に駆け込むのが習慣になっていませんか。優先順位を変えましょう。私も最近は、誕生月とその半年後には歯科健診を受けることにしています。
 歯科医となって38年、日ごろ思うことを、つれづれなるままにつづってまいります。

第2回 天然と人工 差は歴然

 今日も仕事が終わった。夕食が済み、何か気楽な番組でもとテレビをつける。女優がアップになると、途端に私は落ち着かなくなる。口元が気になって仕方ないのである。
 うっ、この前歯はさし歯だな、セラミックかな?
 くつろぐはずが悲しいかな、頼まれてもいないのに、画面を見ながら診断を始めてしまう。しばらくはストーリーに集中するも、コマーシャルでまたもモデルの口元が気になる。自然光ではさほど気にならないと思われるものが、撮影の強いライトに映し出されて、黒ずんだ歯茎が目に映る。歯周病が進んでいるな。
 タレントになろうというような人でも、この程度である。かくも、人工の歯で天然の歯を再現するのは難しいものである。
 私たち歯科医が人工の歯と見破るきっかけで、一番多いのは歯と歯茎の境目の不自然さ。金属っぽい色だ。さらに、それに連なる歯肉の変色である。金属の軸を入れたさし歯は、金属イオンの影響で歯茎が黒ずんでくる。次が、透明感のない歯の色。まあ、キレイに並びすぎている白い歯も天然の歯ではないだろうとの見当が付く。
 ところが、外国の映画女優さんは、安心して見ていられる。ピンク色の歯肉の上に、透きとおった、真珠のような歯がきれいに並んでいる。なぜこんなに違いがあるのだろう?
 ここからは歯科医である私の憶測に過ぎないが、アメリカでは子供のころから矯正治療によって天然の歯をきれいに並べることを、ある程度の生活レベルを保つ人々の多くが当然のこととして実行している。もちろん、むし歯や歯周病に対する予防も行っている。
 これに対して、日本では女優やタレントとして、さあデビューという段階で急に歯並びや歯の色が気になる。今さら歯列矯正では間に合わない。そこで大慌てで歯科医院に飛び込む。それも「美容歯科」や「審美歯科」を標榜(ひょうぼう)する歯科医院である。あげくは歯を削って白いセラミックをかぶせ、歯並びと白さを一挙に手に入れてしまおうとする。確かに一度は目的を達成できるかもしれないが、1年後、2年後になれば、その状態は前述したとおりである。
 セラミックなどをかぶせるには、歯を守る硬いエナメル質を削り、内部の柔らかい象牙(ぞうげ)質を露出させる。それは、傷口を作るのと同じである。高いお金を払った人工物は、歯茎との相性が天然の歯に比べれば圧倒的に悪い。いつしか、むし歯になり、歯周病の症状を呈する。若い人は安易に歯を削って白くしようなんて了見は持たないことが、自然の口元を保つ秘訣(ひけつ)である。
 たまには、ゆっくりと楽しみながらテレビを見たいものだが、歯医者でいる限り、仕事と趣味を兼ねて私の口元ウオッチングは一生続くに違いない。

第3回 「ハミガキ王子」三つの極意

 昨夏の甲子園で優勝し、今春、早稲田大学に移ってからは、陰り気味だった大学野球の人気を一気に回復させてしまった「ハンカチ王子」。今年の男子プロゴルフツアーを15歳で制し、さわやかさで売った「ハニカミ王子」、とかく世間はヒーローを待ち望んでいるようだ。
 そうであるならば私たちも負けてはいられない。息さわやかな、多くの「ハミガキ王子」を作り出さなくては。
 ただ、ハミガキ王子になるにはいささか工夫がいる。厚生労働省が行った歯科疾患実態調査(2005年)によれば、1日2回以上磨く人が既に70%を超えていることが報告されている。しかし、歯磨きにどれくらい時間をかけているかについては触れられていない。私が患者さんに聞いたところでは1~2分、長くて3分である。
 歯は28本、歯と歯茎の境目、隣の歯との間に隠れた細菌の固まり(プラークと呼ぶ)をすべて除去しようとすると、残念ながら2~3分では十分ではない、少なくとも10分は必要だと私は考えている。しかし、10分というのはいかにも長いので、それを克服するための私の極意を特別に伝えよう。
【極意その1】まずは歯ブラシには何もつけない。つけないでブラシだけで掃除をするのである。歯磨き剤をつければすぐに泡だらけになり、うがいをしたくなる。うがいをすれば歯磨きが終わりで、これだと3分持てば良い方である。
【極意その2】歯磨きを洗面所で行わない。大体、洗面所というのは、普通の住居ではあまり恵まれた場所にあるとは言えない。昔ほど悪くないとは言うものの、冷暖房が完備して、南向きの明るい、快適な空間というのは少ない。でも、歯磨き剤をつけなければ、泡だらけにならないのだから、歯磨きを洗面所で行う必要がない。そこで、自分の好きな、快適な空間でするのがよい。ある人は居間で、ある人はバスルームで、そして好きならばトイレでなんてことも可能である。
【極意その3】それでも歯磨きだけで10分は、さすがに私でも疲れてしまう。そこで「ながら磨き」である。つまり、退屈な歯磨きタイムを紛らわせるために、テレビを見ながら、好きな音楽を聴きながら、あるいは明日の仕事の資料に目を通しながら、歯磨きを行うのである。まあ、10分もやっていれば、舌で触ってもほとんどヌルヌル感覚はなくなる。
 そこで、やおら立ち上がって洗面所に行き、いつも通り歯磨き剤を歯ブラシに乗せて、1~2分、歯磨き剤の有効成分が歯に行き渡るようにすればよい。
 さあ、これであなたも「ハミガキ王子」。明日からは、もう口が臭いだの、おじん臭いなどと言わせない。人前で堂々と振る舞うことも可能です。

第4回 合う入れ歯安定剤いらず

 とある高級デパートの食堂。隣席の老紳士は、すでに注文を済ませて待っている。私は何を頼もう? メニューを見ているうちに、隣の紳士に注文の品が運ばれて来た。見なくても、においでわかる。鰻(うなぎ)だ! さて紳士がふたを開け次にしたことは?
 話しても信じられないかもしれないが、入れ歯を外して、おもむろにハンカチにのせた。手慣れたしぐさ。あーぁ、この人は日常的に食事の時は、入れ歯を外している。合わないのだ……。
 おいしそうに食した後、当たり前に、また入れ歯を口に戻し、紳士は席を立った。自分の患者さんではないが、申し訳ない気持ちで、後ろ姿を見送った。
 この話は、20年以上前に私が実際に経験したことであるが、今でも多くの人が入れ歯を外して食事をするという話を聞くと、歯科医としては何とも複雑な思いである。
 日本の入れ歯は16世紀から、仏師によって黄楊(つげ)の木で作られていた。その技術と義歯の精密さは世界をリードしていた。当時のヨーロッパでは象牙(ぞうげ)や動物の骨で作られていたが、全く機能しない、見栄えを回復するだけの代物だったという。
 一方、アメリカでは18世紀後半の初代大統領ジョージ・ワシントンが入れ歯で悩んでいた話が有名である。ドル札に描かれているワシントンの苦虫を噛(か)みつぶしたような顔は、きっと入れ歯が合っていないからに違いない。
 現在の日本では、合わない義歯を支える「義歯安定剤」の市場は年々拡大している。入れ歯に義歯安定剤をつけて、急に元気になるおじさんのテレビコマーシャルをよく見る。この義歯安定剤、歯科医からするとよくもあり悪くもある材料である。
 まず、よい点は義歯を安定させてくれるから、よく食べられる、話せるなど義歯本来の機能を発揮させてくれることである。一方、悪い点は、安定剤を均一の厚みで義歯の内面につけることが難しいため、本来の位置からずれた状態で口の中に入れられてしまう。その結果、噛み合わせの位置関係が狂い、顎(あご)の骨をやせ細らせてしまう恐れがある。合わない入れ歯がさらに合わなくなる。使用に当たっては、ぜひ歯科医の指示を仰いでからにしてほしい。
 義歯と言えばこんな話を聞いたことがある。定年を迎えた夫婦が退職金で豪華客船の船旅に出た。デッキで、満天の星空を眺め、長年の苦労を静かに語り合っていた。夜風が涼しくなったので、部屋に戻ろうとしたその時である。夫が大きなくしゃみをした瞬間、哀れ入れ歯は口から飛び出し海へ。旅行はどうしようもなくなってしまった。
 入れ歯はよい先生にじっくりと作ってもらいたいものである。よく出来た入れ歯は義歯安定剤がなくてもぴったりと合うのだから。

第5回 おしゃぶり代わりに野菜!

 最近、野菜ソムリエなんて資格も現れ、健康志向の日本では野菜ブームのようである。肉好きは野蛮人みたいな扱いで、肩身が狭い。日本より先にというか、ずっと昔から野菜を大切にしていたのは、フランスである。
 パリにいた頃(ころ)の野菜話。乳母車の幼児の手にセロリが握られているのをはじめて見た時は、何かの見間違いかと振り返った。でも人参(にんじん)をにぎっている子もいて、どうやら野菜がフランスの赤ん坊や幼児のおしゃぶり代わりと、気づいた。
 野菜スティックは、バーかスナックでの酒のつまみのイメージが強く、また、日本での散歩の幼児は、専用のビスケットなどをあてがわれているせいか、私には意外に思えた。
 お菓子を安易に与えず、歯によし、適度な硬さがあごの発達によし、そしてそうやって、本来の野菜の旨味(うまみ)をインプットされた赤ん坊は、今頃、立派な大人である。三つ星レストランのシェフ? それとも、味にうるさいお客になっただろうか。
 そういえば、学生時代の歯周病の講義。教授が自分の息子にはおしゃぶり代わりに、セロリを与えていると言っていたのを思い出した。セロリに含まれる繊維がちょうど歯ブラシ代わりになっていたのかもしれない。
 江戸時代には房楊枝(ようじ)といって柳の枝の先を砕いて、ブラシのようにして歯を磨いていたし、古くはお釈迦(しゃか)さまが弟子達に広めたとされる「歯木(しぼく)」の話もある。古代インドでニームという木の枝の先をくしゃくしゃにして繊維を出し、祈りの前の清めに口をすすぐと言う習慣に使われていた、あの歯木である。
 おじさん達の食後のおしゃぶりとして、若い女性から忌み嫌われる爪(つま)楊枝。「シーハーシーハー」という音とともに下品の代表格のように言われる。しかし、爪楊枝は別に日本の専売特許でもなく、世界中どこにでもある。ほとんどが、断面形態が三角形で、食後の歯と歯の間の清掃用具としては、極めて機能的で優れたものである。まっ、たしなみとして人前でやるのも如何と思うし、もちろん、くわえながら街路を闊歩(かっぽ)することは紳士的ではない。
 野菜スティックおしゃぶりのもうひとつの効能としては、砂糖などがほとんど含まれていないからむし歯になり難い。子供の頃に甘いものを多く摂取して育つと、大きくなってから、生半可な甘さでは満足せずに次々と甘いものを欲しがる、と言う弊害もない。前述の教授の息子、大きくなっても、セロリのうまい、まずいの嗅(か)ぎ分けには才能を発揮したそうだ。そう考えると、セロリをおしゃぶり代わりに与えるのは、実に理にかなったものかもしれない。
お子さん、お孫さんに野菜スティックをおやつ代わりにあげたらいかがでしょうか。

第6回 長嶋型か ジョーダン型か

 熱闘甲子園、プロ野球、メジャーリーグと、相変わらず日本人の胸を熱くするのが野球である。かくいう私も子供の頃(ころ)は夕方暗くなるまで、近所の原っぱでボール遊びをしていた。大人になってからはもっぱら野球観戦であったが、私の時代は間違いなく、王、長嶋の時代であった。彼らのプレーを思い出しては自分の甘酸っぱい青春時代を重ね合わせていた。
 歯科医になってからも彼らの時代は続き、二人とも毎日の激しい戦いと練習で、奥歯がぼろぼろになってしまったという話に関心を持った。
 そうか、やはり力を出すためには奥歯をギュッと噛(か)みしめなくてはならないのだ、と思ったものである。
 その後、多くのスポーツで同様のことが語られ、いつしかそれは世間の常識となった。相撲、ラグビーなどの格闘技、あるいは格闘技の要素の強いスポーツはもちろん、接触プレーのないゴルフでさえ飛距離を出すためにも噛みしめることが重要とされた。飛距離アップのためのマウスピースなどという、怪しげな商品も売られた程である。
 ところが、噛みしめなくても力を出す人はいるらしい。いや、むしろ噛み合わせていない状態の方が、力を出すタイプの人がいるらしい。
 北海道医療大学の石島勉教授の噛み合わせと背筋力の関係を調べた研究によると、日本人の約3分の2の人が奥歯を噛みしめると背筋力が最大値を示し、残りの3分の1はむしろ噛み合わせていない方が力を発揮すると報告されている。
 かの有名なアメリカのプロバスケットボール選手だったマイケル・ジョーダンさんは、力を出すときでも口を開けたままだったそうだ。そう言えば、舌を大きく出しながら、相手の防御をかいくぐってシュートする写真が多く見られた。第一、もしそうでなければ、その度に舌を噛み切って血だらけになってしまったことであろう。野球に詳しい人ならば、一昔前に巨人軍に在籍していたガルベス投手も舌を出しながら投球していたことを覚えているだろう。
 噛みしめると力を発揮するタイプの人は、えらの張った、四角い顔をしている人が多い。それは、噛む力を生み出す筋肉と顎(あご)の骨が発達しているからである。フーテンの寅さんみたいなタイプである。
 ただ、噛む力が強いが故に奥歯、あるいはそれを支える骨、さらには顎の関節にもダメージを与えてしまうことが多い。従って、こういうタイプの人は歯を防御するためにも、ボクシングの選手がはめているようなマウスピースを歯科医院で作ってもらうのがよい。
 王、長嶋派か、はたまたマイケル・ジョーダン、ガルベス派か、あなたはどちらのタイプですか?

第7回 猛暑で売れた 知覚過敏歯磨き

 象牙質知覚過敏症が増えている。どんな病気かはよく分からないが、テレビのCMでも盛んに連呼しているから、「チカクカビン」という言葉は聞いたことがあるという人も多いだろう。
 一昔前のワープロだと「近く花瓶」などと変換されて、私たち歯科医を煩わせたものだ。
 象牙質知覚過敏症とは、歯ぎしりや誤った歯磨きで歯の一番外側にあるエナメル質が失われ、表面に露出した象牙質に熱いものや、冷たいものが触れると、象牙質を通じて神経にまで刺激が伝わり痛みを生じるものである。
 むし歯でもないのに歯がしみる場合や、ぬるま湯でなければ口をすすぐこともできないなどと言う人は、知覚過敏症を疑った方がよい。歯周病で歯茎が下がって、歯根が露出した場合もしみることが多い。楽しみにしている湯上がりのビールも、いきなり飛び上がるほどの痛さでは、湯冷めならぬ興ざめすることは間違いない。
 この病気、頭痛、腰痛などと同じで、言うならば症状そのものが病名になっていて、原因も多岐にわたっている。ストレスもその一つと考えられ、現代のストレス社会では、知らないうちに歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりすることが多いので、知覚過敏を生じる。
 せいぜい仕事中はリラックスして、上下の歯がぶつからないように意識するのがよい。就寝中に歯ぎしりをする人は、歯科医院でマウスピースを作ってもらうことを勧める。
 最近は、歯の白さを求めてホワイトニングを希望する患者さんが多い。目に見えない表面の傷や割れ目に汚れが入ると、歯は何となく黄ばんで、汚れてくる。これを漂白剤で溶かし出し、歯本来の白さを取り戻すのがホワイトニングである。しかし、このホワイトニングを行うと知覚過敏を生じることがある。汚れで詰まっていた亀裂がキレイになれば、空気も液体もスイスイ通りやすくなって、しみるようになると考えればよい。白さを求めれば、しみることも覚悟の上と承知願いたい。
 どんな注意をしていても、象牙質知覚過敏症になってしまったら、最初に専用の歯磨き剤を試してみる、それでも続くようならば歯科医院に行って適切な処置をしてもらう。それも、いきなり神経を抜くなんてことをしないで、歯に優しい処置からお願いするのがよいだろう。
 今夏はご承知の猛暑で知覚過敏専用の歯磨き剤が売れたらしい。にわかには信じられない話だったが、実際にそうだったらしい。猛暑だから冷たいものが食べたくなる。冷たいものを食べれば歯にしみるので、専用の歯磨き剤が必要というわけだ。風が吹くと桶(おけ)屋が儲(もう)かるの類(たぐい)ですね。

永久歯の歯並び
根面う蝕 など

2017.7.20 更新

口を閉じない子供たち

歯石を取るとむし歯に
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